マンション管理士ガイド

マンション管理士の基礎知識

マンション管理士の将来性

マンション環境の現況

現在、約400万戸はあるといわれているマンションのうち、築20年を超える物件は、約100万戸にのぼると推定されています。通常、マンションの耐用年数は50年くらいとされていますが、これらの中には当然管理が不十分な物件も数多くあり、耐用年数を待たずに建替えを余儀なくされるマンションもあります。
かつてマンションは「仮の住まい」として位置づけられてきましたが、およそ1000万人もの住民が暮らすメジャーな存在に変貌した今では、永住を前提にした「終のすみか」の対象に大きくシフトしてきているといえます。
こうした環境の変化に伴って、マンションも物理的な長寿化をはかっていかなければなりません。また、住民の高齢化を前提にした、マンションの管理運営を抜本的に大きく見直す必要性に迫られてきました。

マンション管理士の必要性

こうした社会的環境の変化を踏まえると、従来の管理方式(管理組合)による方法では今後起こりうる問題に対して、十分に対応していくことが難しいことが予想されます。
建替えを検討しなければならないマンションには、専門的な見地による的確なアドバイスが必要であり、現在新築中のマンションでは、バリアフリーなど高齢者居住者にも対応できる管理方法が必要です。
そこで、このようなマンション管理や復旧・建替えに関する諸問題対応するために、一定のレベルに達した専門家が必要になり、国家資格として新たに設立されたのがマンション管理士という資格です。

資格取得後の展望

将来的な展望に立って見れば、マンション管理士が待望される環境にあることがわかりますが、では現状のマンション管理に問題がないかといえば、決してそうではありません。
自主管理組合があるとはいえ、マンション管理には専門的知識が必要であることから、実際は管理会社が多くのマンションを一括して受け持っているのが現状です。それによって住民の自治管理意識が薄れ、それをいいことに管理会社の中にも、ずさんな管理業務を続けるところもあります。
そうした問題を受け現在、「マンション管理の主体は管理組合」という意識が改めて再認識され始めてきた中で、管理組合をサポートする専門家としてのマンション管理士の存在は今、まさに世の中の期待を背負っているのです。

 

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