マンション管理士の仕事概要
主な職務
マンション管理士の主な職務としては、主にトラブル対応と資産価値の維持が挙げられます。1956年に初めてマンションが建設されて以来、マンション数の急激な増加に伴い、居住環境に起因するトラブルも数多く発生するようになりました。他の住民が発する騒音などの日常の生活レベル上での問題から管理組合の運営方法や管理委託契約、売買契約に起因するものまでさまざまです。
そうしたトラブルを解決したり、また未然に防止したりすることでマンションの良好な居住環境を保つことが、マンション管理士の職務として求められています。
また資産価値の維持に関しては、先述した通り、マンションの誕生から40年以上が経過している中、築年数が20年以上の老朽化した建物も年々、増加傾向にあります。この中には管理が不十分な物件も数多くあり、そうなれば資産価値が大きく下落してしまい、そこに住む住人にとって大きな損失にもなります。
そこでマンション管理に関して、マンション管理士が管理組合や住民に対して資産価値に関して適切なアドバイスをして、価値を長期間に渡って維持する目的をはたす必要があるのです。
管理組合における役割
このようにマンション管理士の業務は、マンションに関連した専門知識を用いて実際にマンションを管理運営している管理組合や住人からの相談や要望に応じた上で、運営や管理についての適切なアドバイスや指導をおこなうことにあります。
つまり管理組合の側から見たとき、マンション管理士の役割は管理運営上の重要なアドバイザー&コンサルタントであるといえます。
マンション管理士に必要な素質
そんなマンション管理士にとって管理組合や住民の「良き相談相手」として必要な要素がいくつか挙げられます。例えば、マンション管理に関する悩みや問題を親身になって相談を受けなければいけないわけですから、「人の役に立ちたい」という思いや、誠実な対応がマンション管理士には求められます。
また相談を受けるトラブルに関しては当然、その問題が大きければ大きいほどすぐに解決できるものではなく長期間、解決に向けた粘り強い対応が必要になってきます。
例えば管理組合の理事会の長時間に及ぶ話し合いの相談に応じたり、また管理組合と顧問契約を結んだ場合には、10年単位での付き合いでトラブルや問題に日々、対応していかなければなりません。
ただ、「困った人の役に立ちたい」という強い思いがあれば、マンション管理士の様々な業務は必ず、はたしていくことができるのではないでしょうか。
