マンション管理士の仕事内容(1)
建物の修繕&機能強化
マンションには、廊下や階段、フリースペースなど、すべての住人が利用する共用部分は、日常的に清掃や設備点検などをしなければなりません。また建物そのものについての修繕も、場当たり的な対応ではなく、長期的視野で計画を建てて実行していく必要があります。
具体例として、日常的な管理には「エレベーターや給水設備の保守点検などの設備管理業務」「各種生活ゴミの処理清掃業務」「恒常的な建物の点検や、設備業者などの応対業務」などが挙げられます。
また建物そのものの修繕や機能強化としては、「建替えなどに関して、その計画から実行に至る一連の維持保全」「給水設備の取り替えや外壁や天井・床などの張り替えなどの大規模な修繕」などが挙げられます。
こうした建物の施設全般に渡り日々、管理組合の相談を受けつつ、より有効なアドバイスを提供していくことが、マンション管理士にとっての、ひとつの大きな仕事といえます。
仕事の目的(資産価値の維持)
数あるマンションの中にも当然、その管理状態に関してはばらつきはあるわけですが、「管理のいき届いたマンション」と「管理が十分なされていないマンション」では、建物の寿命が大きく違ってきます。
鉄筋コンクリートの法定耐用年数は47年となっていますが、日々の管理がしっかりされていてなおかつ、長期的な修繕計画に基づいて資産維持に力を入れているマンションは、たとえ半世紀以上経っても快適に過ごすことができます。
しかしそうした計画的な修繕がなされていない、管理のずさんなマンションは築後20年でも外壁のタイルが割れたり、ひびがはいってそこから雨水がしみ込んで中の鉄筋を腐食させてしまったりと、ボロボロな状態になってしまいます。
資産運用のためにマンションを購入する人が増えている現在では、マンションの資産価値は昔より一際、所有者にとって重要な意味を持っています。
そこで「資産」としてのマンションを守るためにも、管理指導やアドバイスを通して資産価値の維持をはたすマンション管理士の役割や責任は大きいといえるでしょう。
